自分は飽きっぽい人間だと思う。よく言えば、好奇心旺盛。器用貧乏とも言えるかもしれない。
ずっと物事を長く続けられないのはダメなことだと思っていたけど、この本で『マルチ・ポテンシャライト』という言葉を知って、認められたような気持ちになりました。
マルチ・ポテンシャライトとは
マルチ・ポテンシャライトとは、著者エミリーの造語で
マルチ・・・多くの
ポテンシャル・・・潜在能力を持つ
アイト・・・人
という意味を持っています。
【マルチ・ポテンシャライト】
マルチ・ポテンシャライトより
さまざまなことに興味を持ち、多くのことをクリエイティブに探求する人
マルチ・ポテンシャライトでも、人によって興味の持ち方が違います。
・同時進行で多くのものに興味を持つ人
・1度に1つのものに興味を持ち、気が済むと次にいく人
おもに2つのタイプに分かれますが、両極端な人もいればどちらかに寄っているという人もいるようです。ただ、マルチ・ポテンシャライトであるがゆえに
・仕事
・生産性
・自尊心
についての課題があり、本書はこれらについても掘り下げています。
マルチ・ポテンシャライトの4モデル
マルチ・ポテンシャライトは4つのモデルに分けられます。
1. グループハグ・アプローチ
多面的な仕事に携わることで、1つの職場で色々な分野を行き来できる。
2. スラッシュ・アプローチ
パートタイムなどの仕事を掛け持ちして、日常的に飛び回る。
3. アインシュタイン・アプローチ
フルタイムの仕事をして安定した収入を得ながら、ほかの情熱を注ぐ物事に時間とエネルギーを使う。
4. フェニックス・アプローチ
1つの業界で数ヶ月、または数年働いた後、全く新しい業界でスタートする。
これは1つに絞る必要はなく、変えてもいいし、組み合わせてもいい。今までの私は、フェニックス・アプローチっぽいかなと感じているけど、これからはスラッシュ・アプローチ的な働き方をしたいと思っています。
マルチ・ポテンシャライトが抱くネガティブな感情
世の中は、1つのことを突き詰める『スペシャリスト』を望む傾向があります。そのためマルチ・ポテンシャライトは理解されにくい性質です。
本書では、多くのマルチ・ポテンシャライトが抱くであろう、以下の代表的な4つの不安に対処する方法も紹介してくれています。
・アイデンティティの不安
・初心者を経験する不安
・一流になれない不安
・詐欺師症候群
まとめ
この本を読んで浮かんだ言葉は「自由」
自分をマルチ・ポテンシャライトだと位置づけたからといって、周囲の理解がすぐに変わるわけではないけれど、世の中には同じような人がいてもっと自由で好きなように生きていいんだと感じました。
1つのことを長く続けている人は素晴らしいけれど、自分と比較することなく、色々なものに興味を持って行動力を発揮し、挑戦していく自分をもっと褒めてあげてもいいのかもしれない。
早速、マルチ・ポテンシャライトを名乗ろうかな!
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